ChatGPTが会議メモからタスクを抽出！実務で使えるワザを解説

会議メモのあるあるな悩み

会議が終わって、メモは取ったけどこんなモヤモヤを感じたことはないでしょうか？

• 誰が何をやるんだっけ？
• この内容、結局どう動けばいいの？

私も以前は、会議後にメモを読み返して「ToDo整理」の時間に頭を使っていました。

しかし、タスクの担当も期限も曖昧なままで、後になって「やるべきこと」が漏れてしまった…なんてことも。

そこで今回は「ChatGPTに会議メモを渡したらToDoを整理してくれるのか？」を検証してみました。

ToDo自動抽出の検証

今回使ったツールは、PCブラウザ版のChatGPT（GPT-4）です。

素材として用意したのは、よくある「箇条書きだけどToDoが曖昧な会議メモ」。

実際にあった社内ミーティングを元に、以下のようなメモを用意しました。

Before会議メモ（ToDoが見えづらい例）

今回用意した会議メモです。

上記のようなメモは「情報はあるけど、やることが整理されていない」状態です。

このメモをChatGPTに渡し、ToDoリストへと変換するのが次のステップになります。

プロンプト（ChatGPTへの指示）

ChatGPTには以下のように指示を出しました。

箇条書きで条件を付けると理解してもらいやすくなります。

以下の会議メモから、今後やるべきToDoリストを作成してください。

・それぞれのToDoに「担当者」「内容」「期限（わかる範囲で）」を付けてください
・あいまいな表現がある場合は、わかる範囲で補足してかまいません

【会議メモ】
（※先ほどのメモ全文を貼付け）

今回はあいまいな表現がある場合は、わかる範囲で補足してかまわないと指示を出しましたが、勝手に補足されたくない場合は以下のように指示を出しましょう。

・あいまいな表現がある場合は、確認するための質問をしてください

このような指示があると、ChatGPT側から逆質問で確認したいことを質問してくれます。

After｜ChatGPTが出力したToDoリスト（例）

6月キャンペーン準備・会議ToDoリスト
担当者	内容	期限
佐藤	PC表示のファーストビュー改善案の作成	次回会議まで（6/17）
デザイン担当（仮）	バナーデザインを「さわやか系」に修正	次回会議まで（6/17）
田中	特典内容の最終確定・上長との調整完了	金曜日（6/14）
鈴木	メルマガ文案の初稿を全員に共有	来週火曜（6/18）
山本	次回MTGの予定をメンバーに共有	本日中（6/10）

このように、「読む」だけで済んでいたメモが、行動に変換されたToDoリストに生まれ変わるのがポイントです。

感想とコツ

実際に使ってみた感想

今回ToDoリストを作成して感じたことをまとめます。

• 情報が「行動ベース」に整理されているので、とにかく見やすい
• 自分で整理する時間がぐっと減る
• 「やること」が明確になって、他メンバーとも共有しやすくなった

また、元のメモの段階でChatGPTが推測したり補足してくれるので、「雑なメモ」でも意外とちゃんとToDoにしてくれます。

注意点とちょっとしたコツ

今回はある程度綺麗な会議メモを渡しました。

少し雑なメモでもChatGPTは補足してくれますが、よりよいToDoリストを作成してもらうために覚えておいてほしいことをまとめます。

• メモに「担当者」や「期限」が全くないと、ChatGPTも推測しきれない
• メモが長すぎたり文脈が飛び飛びだと、要約精度が落ちることも
• 毎回同じフォーマットで渡すと精度が安定する（例：時系列＋発言者の明記など）

ChatGPTを“事後処理”の相棒に

ChatGPTはメモからポイントを抽出することが得意です。

私も以前よりかは会議メモを見返して悩む時間が減り、「伝える・整理する・動く」が速くなりました。

ChatGPTは会議に参加していたわけではないけど、「あの内容をこう整理してくれるのか」と驚く場面も多いです。

ToDo抽出は、ChatGPTの実用性がすごく見えるポイントです。

ぜひ一度試してみてください！